Q&Aサイトで法律問題を聞くことについて(続き)

 前回ブログの続きです。

 

 Q&Aサイトで質問をする場合、質問者の側で問題解決に繋がらないのではと思われる次のようなポイントがあります。

 

・質問者に不利益なことは意識的あるいは無意識に質問内容に書かない可能性がある。

・質問者が事実をきちんと整理して書くことができていない。

・質問者が思い込みで事実や資料と違うことを”事実”として書いてしまっている。

・質問が長すぎて、回答する側に読んでもらえない。

・不要な事実が多すぎて、回答する側に読んでもらえない。

・質問が抽象的すぎて回答が難しい。

・質問事項が複数で回答する側の負担が大きくて、任意で回答する側としては回答しないでスルーしがち。

 

 と、ざっとあげると以上のようになります。

 

 

 私が、Q&Aで質問を見ると、回答を待っているような状況ではなく早く近くの弁護士を探して実際に相談・依頼すべきものもあります。

 

 法律相談は、手元にある資料を見ながら、相談者からのお話をうかがいつつ、質問して事案や問題点を整理しながら、今すべき対応などを探っていく作業です。

 一方通行になりがち(できても数回のやり取り)でしかないQ&Aサイトでは、事案の整理や問題点の探求に限界があります。

 

 お近くに相談できる弁護士がいないという方は今はかなり少なくなってきていると思いますので、遠慮せずに弁護士の法律相談を申し込むのが悩みの解決にとって早いし確実だと思います。

 

 

 

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弁護士 林 朋寛

(札幌弁護士会所属)

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