質問を投稿して誰かが回答するQ&Aのサイトがあります。
そういったサイトで法的な問題についての質問・回答を見ていて思うことがあります。
(1) 回答者が主に匿名のサイト
回答者が専門家ではない(専門家とは限らない)ので、その回答の正確性には何の保証も無いので、その回答を信用してしまうと危険なことがあります。
そういうサイトだと、知ったかぶりで回答することで自己顕示欲などを満たしているに過ぎないような回答が散見されます。
それに、そういった無料利用のサイトで専門家がわざわざ回答してくれることも期待できません(法律問題ではありませんが、名だたる専門家が複数回答してくれたというのでニュースになった件がありました。まれなケースだと思います。)。
(2) 回答者が誰か明らかなサイト
少なくとも裁判関係で、弁護士ではない人(それらしい民間資格とかNPOとか、裁判を扱う権限のない●●●士とか)の回答は弁護士から見て誤っていることがあるのであまりアテにしない方がいいでしょう。
弁護士が回答してくれるサイトもあります(私もそういうサイトで回答することもあります。)。問題は、広告目的で適当な回答を数多く投稿する弁護士アカウントも見られることです。回答者は弁護士でも”中の人”はその弁護士本人なのか疑わしい回答も見かけます。
弁護士が回答していることになっていても、間違った回答がされている場合もあります。
無料(あるいは低額)で気軽に利用できるメリットもありますが、無料・気軽な情報は特に玉石混淆であるデメリットもあります。
質問者側の問題については、続いて書きます。
〒060-0003 札幌市中央区北3西7 1-1 SAKURA-N3
北海道コンテンツ法律事務所
電話070-5530-0884
弁護士 林 朋寛
(札幌弁護士会所属)
http://www.sapporobengoshi.com